当ブログを御覧いただきありがとうございます。
金曜日担当タカハシです。
前回少々脱線してしまいましたが、今回は以前ご紹介したエアコン不良の入庫について続けていきたいと思います。
今回のご入庫はGL系の車両で、エアコンの効きが悪いとのこと。
さっそく点検にとりかかります。
よくある例ですとガス漏れによる冷媒量低下が原因であったりしますが、安易に「とりあえずガス補充」は絶対に避けるべきです。
原因が他にある場合、問題のない箇所を破損してしまう恐れがあります。
そうこうして症状を確認しながら冷媒圧力やエアコンコンプレッサーへの稼働要求率、消費電力等々、必要な点検を行った結果今回の不良箇所はこちら、
エアコンコンプレッサー本体の不良でした。
冷媒量は入庫段階で充分有り、エアコン起動後少し経つと圧力が変化しなくなり、配管等の詰まりや氷結は他の点検により否定され、良い結果とは言えないものとなりました。
良くない理由としてはコンプレッサー本体の金額が高価であり、純正品では20万円~の領域となってしまいます。
今回はオーナー様へメリット・デメリットをご説明の上、部品金額を抑えられる純正品ベースのリビルド品、社外品の使用の場合も含めご提案をさせていただき、リビルド品での作業をさせていただきました。
作業後はしっかり冷風を発生させており、夏本番前に完治できて一安心です。
交換部品によっては今回のようなリビルド品等を選択すれば、部品金額を半分程度まで抑えることが可能です。
これからの時期エアコン関連のトラブルは増え、関連部品の需要は増えていきます。
リビルド品はベースとなる部品を元に再生するため数に限りがあるため、少しでも不具合を感じたら早めの点検・修理作業を行うことで、費用面でも快適に過ごしていただけると思いますので、今からでも是非ご相談ください。
半分部品選定のお話しになってしまいましたが今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。
次週もまたよろしくお願い致します。